大阪府武術太極拳フェスティバル交流発表会2019

令和元年9月7.8日両日、メルパルク大阪ホールにて212チーム、2600人を超える拳友の舞台発表が行われました。
万桜会は河内長野地区より2チームが出場しました。

交流発表会2019(メルパルク)を観て
                                                                                   一会員の感想

 今年は舞台に立つことなく、唯一の役割は貴重品係で、膝に重石を乗せて温めながら観客席で拝見しました。

 出場しないと緊張感もなく、寝てしまうかと思っていましたが、次々と繰り広げられる表演には、「出るからには」という思いが詰まった迫力があり、ついつい見入ってしまいました。

 動きの熟達度が高いに越したことはありませんが、初心者の方と思いますが、丁寧にキッチリと動いておられるチームがありました。その姿には日頃の練習の真面目さが現れているようで、つい忘れがちな「初心」の大切さを思い起こされました。

 毎年、障がいのある人とない人とのチームが参加していますが、表演後に一層大きな拍手が沸き起こりました。此処にも、指導者とともに一生懸命に頑張る姿がありました。

 表演にいろいろな工夫を凝らしているチームもあり、服装や隊形の変化など、よく考えているなあと感心しました。楽しければいいやんという意見もありますが、時代の流れでしょうか。

 目を見張る凄い表演もありました。恐らく、日々のたゆまない研鑽の賜でしょう。「太極拳とは」ということにも、深い理解を持っておられるのかも知れません。

 これは考えすぎかも知れませんが、人数が10名を超えると表演時間が長くなるし舞台は結構広い。ということで、同じ舞台で10名に満たない複数チームが別々の表演をすれば、それぞれが長い時間で表演出来る。工夫次第で上手く出来るかも知れない。

 万桜会のチームの表演も観ました。郭老師のご指導の下、失敗もなく綺麗に揃っていたのは流石だなと思いました。毎年、新しい套路に取り組んでいますが、そのチャレンジ精神は評価できると思います。
 一方、動きのレベルアップを目標に同じ套路を練習しているチームもあります。毎年、この場で節目として表演することも大切ではないかと思いました。
 表演に向けての打ち合わせ、暑い中での練習、緊張感の中での表演後に味わう達成感は参加しないと得られないものだと思います。
 このような行事を通して、チームの団結力が強まり、そして技が一段と向上するのでしょう。
 郭老師そして皆さん、練習及び表演お疲れ様でした。

 出もしないで思いつくまま書きましたが、次は書かれる番なんでしょうね。膝の重石がなくなったので、此処を後にしました。

                             一会員の感想
メルパルクホールに入った途端、目に飛び込んで来たのは、赤と黒を基調とした派手な太極拳ウェア!でした。
「最近は、デザインや色に凝った衣装が、どんどん出てくるな~。」というのが、第一印象でした。
けれども、そういう衣装の団体が見せて下さった演武が、又とんでもないくらい、高度で素晴らしかったのです。
これまでは、ただ套路を流すだけの団体が多くて、少しがっかりしていましたが、今年は変形套路は当たり前で、扇と剣で功夫扇を演武したり、うちわを持って演武する風擺荷花(ふうはいかか‐花架拳)、筆を持って演武する太極筆など、真新しい表演にも、出会いました。
とりわけ印象に残ったのは、ちびっ子達の元気溢れる長拳と、障がいがある人とない人との太極拳の共演で、会場の方々から熱い拍手が惜しみなく贈られました。
心に残る、交流発表会でした。